PC作業やデスクワークがメインの職場だと、健康面でのリスクを考える必要があります。まず、椅子に座りっぱなしの時間が長くなるからです。体を動かさないので血流が滞って、筋肉の凝りや血栓などのリスクが高くなってしまいます。そのため、30分くらいの感覚で立ち上がって、体を少しでも動かすことが重要です。
事情が許せばスタンディングデスクを導入することも一つの対策です。デスクの位置が高くなり、立ちながら作業ができるものです。電動で上下できるものだと、簡単に座り作業と立ち作業への移行ができて便利です。
また、ずっと同じ姿勢を続けてしまうことで、特に首や肩に負担がかかるのもリスクとなります。ストレートネックと呼ばれる、首から頭にかけて前にかがむ姿勢が固定化されてしまうことがあります。肩こりや頭痛といった症状が出てくることもあるでしょう。
対策としては、やはり同じ姿勢を続けないことなのですが、たまに視線を上にしたり、周りを見るなどしてモニターを見続けないようにしましょう。また、モニターの位置を目線の高さにして、少しでも体を起こしてあげることも大事です。パソコン用のスタンドを使うなどの環境作りもできます。
長時間画面を見続けることで、眼精疲労を始めとする眼の機能低下というリスクもあります。一番の対策は、他のポイントと同じく定期的に姿勢を変えたり、画面から目を外したりすることです。それに加えて、ドライアイ対策用の目薬を差したり、目の周りを温めたりすることもできるでしょう。(※そのほかの健康対策として、こちらのサイトに記載されている方法も有効なので、試してみることをおすすめします)